ポストグラデュエート・コース4コースの申込が開始されています。
申込は校友会HPの申込サイトもしくはFAX 03-3264-8745からお願いいたします。なお、申込状況は校友会HPの役員会からの掲示板に掲載されています。
・Aコース
下顎埋伏智歯 抜歯手技を習得する
【担 当】生命歯学部口腔外科学講座 教授 里見 貴史
【開催日時】2022年9月11日(日)9:00-12:30
【開催場所】オンラインZoom
【受講料】20,000円 (教材費を含む)校友会会員以外 30,000円
【定 員】40名
【概 要】
本コースでは、3Dプリンターで作製した骨レベルの埋伏智歯を有する下顎模型を用いて埋伏歯 抜歯の実習を行います。あらかじめ参加者に模型を送付いたしますので、エンジンと抜歯器具をご準備いただくと、コース中にご自身で実際に抜歯実習を体験できます。
まず、パノラマ、CTの読影、抜歯方法についてスライドや手術動画を用いて講義します。実習では、動画を使ったデモを供覧した後、実際に削合・歯冠分割・歯の抜去等の抜歯手技をステップごとに解説しながら実際に行って頂きます。使用する模型は比較的難易度の高い下顎埋伏智歯 抜歯を想定しています。パノラマ、CTの読影から始め、模型上で抜歯を最後までチャレンジしていただきたいと考えております。
・Bコース
効果的な非外科的歯周治療の実践
【担 当】生命歯学部歯周病学講座 教授 沼部 幸博
日本歯科大学東京短期大学衛生学科 教授 合場千佳子
【開催日時】2022年9月15日(木)10:00-16:30
【開催場所】オンラインZoom
【受講料】20,000円 (教材費を含む)校友会会員以外 30,000円
【定 員】定めなし
【概 要】
歯周炎はバイオフィルムのディスバイオシスが関連する慢性の炎症疾患で進行すると歯の喪失が起こります。また、その予後は患者自身のロ腔衛生の水準が大きく影響するので、歯周基本治療時からモチベーション、口腔衛生指導を繰り返し行い継続していくことが重要です。
そして、患者自身ではアクセスできない深いポケットに面した歯面に付着したバイオフィルムは、専門家が除去します。この処置に使う器具は手用スケーラーを基本としますが、近年は超音波スケーラーが改良されその有効性が増しています。さらにレーザーなどを応用した処置も注目されています。
今回のコースでは、すべての歯周炎患者に対して必須である、非外科的歯周治療について、エビデンスに基づいた最近の知見に関する講義とデモを行い、歯周基本治療を幅広くマスターしていきます。
・Cコース
もっと知りたい小児歯科 保護者の疑問と治療の基本
【担 当】日本歯科大学附属病院小児歯科 教授 内川 喜盛
【開催日時】2022年10月20日(木)9:40-17:00
【開催場所】オンラインZoom
【受講料】28,000円 (教材費を含む)校友会会員以外 38,000円
【定 員】30名
【概 要】
本コースでは、保護者の疑問に答えられるようかかりつけ医として知っていただきたい小児 の見方、考え方について、症例を提示しながら治療の基本や対応法をわかりやすく解説いたします。
小児歯科で行う口腔健康管理は、出生時の無歯顎から、乳歯列期、混合歯列期を経て永久歯列へと推移する上での乳歯・永久歯の特徴や歯列・咬合の形態的変化に対応することが必要です。また、口腔機能発達不全症が保険診療にも組み込まれ、口腔機能の発達や口腔環境を支援する歯科的アプローチも求められています。
保険診療における口腔機能発達不全症の評価法、対応法、算定要件について実習を交えて解説いたします。
子ども達と保護者から信頼される「かかりつけ歯科医師」として最新の知識と確かな技能を 獲得し、子ども達から将来の患者さんへとつなげていきましょう。
<講義・実習内容>
乳歯列期・混合歯列期の口腔の変化と歯科的対応 齲蝕予防について 小児患者の対応法
小児患者の齲蝕治療 口腔機能発達不全症の評価および対応
気をつけたい歯の異常,小児にみられる口腔疾患 歯の外傷への対応
・Dコース
歯周外科治療成功のポイント
【担 当】新潟生命歯学部歯周病学講座 教授 佐藤 聡
【開催日時】2022年11月17日(木)14:00-18:00
【開催場所】オンラインZoom
【受講料】30,000円(教材費を含む)校友会会員以外 40,000円
【定 員】10名
【概 要】
歯周治療では、治療後に歯周組織の炎症が抑えられ、さらに長期的に安定した組織を獲得することが望まれます。一方、歯周病の病態の重症度によっては、歯周基本治療のみでは改善出来ない深い歯周ポケットが残存するケースも見られます。
歯周外科治療では、このような炎症のコントロールの困難な箇所に対して、プラークコントロールを容易にするための歯周ポケットの除去または改善、術者によるスケーリングやルートプレーニングが効果的に行えるような器具の到達性の確保、患者自身によるプラークコントロールがしやすい歯肉形態と歯周組織の生理的状態の再構成、さらに歯周病により喪失した歯周組織の再生を目的として行われています。
今回のコースでは、再生療法に不可欠な減張切開の実習が行える粘膜を用いた下顎模型を事前に郵送し、基本となるフラップ手術に加えて歯周組織再生療法のポイントを、講義と実習を交えながら解説したいと思います。
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