11月7日（月）にＢＳ日テレの「深層ＮＥＷＳ」に出演した日本歯科大学附属病院の倉治ななえ（68）臨床教授と日本歯科大学歯周病学講座の沼部幸博（72）教授は歯周病について解説をした。
　 翌日に“いい歯の日”をひかえ、テーマは「注意 歯周病から脳梗塞！？」であった。その説明は「40歳以上の8割が歯周病に罹患しており、歯を喪失する原因の42％は歯周病と言われている。さらに歯周病と関係する全身疾患は多数知られていて、歯が抜けてそのまま欠損部を放置すると咬合力が低下し、認知症を誘発する原因となっている。患者さんが初期段階でセルフチェックして、プラークコントロールとスケーリングの基本処置で対応することが必要である。」であった。さらに倉治先生は舌のケアーの必要性も説明した。

　10月29日（土）と30日（日）に生命歯学部において第61回富士見祭が開催された。昭和30年から継続されている富士見祭であるが今年のテーマは「継続」で、日本歯科大学は今年創立110周年を迎え、記念全国校友大会を開催した翌週でもあり、110年の伝統を先輩から後輩へ受け継いでいることがまさに今年のテーマの「継続」の一例と思えた。富士見祭と同時に来年に受験を予定している学生に大学を紹介するオープンキャンパスも開催された。
　校内では「ハロウィン仮想コンテスト」「アンサンブル部コンサート」「お笑いLIVE」等で盛り上がり、各運動部による模擬店、同好会・文化部・グルンド等の展示、発表があつた。

　生命歯学部 微生物学講座 客員教授の大隅良典先生が、2016年ノーベル生理学・医学賞を受賞されました。本学では、平成25年7月5日（金）に九段ホールで、生命歯学部共同利用研究センター主催の研究力増進プログラム14「あの大隅良典博士にmotive forceをもらう」の講演がありました。内容は 1．オートファジーに必須な因子の作用機構を分子レベルで解明 2．オートファジーの仕組みと機能 3．酵母が映し出すオートファゴソーム形成機構の最新像と未解決の重要課題とノーベル賞受賞の対象となった「オートファジー」の研究についてでした。
　図書館では、先生の受賞を記念しましてその講演テキストと実習報告を11月の企画展示として展示します。また、展示には先生が訳された図書、先生のインタビュー記事などもありますので、図書館来館時にはご高覧下されば幸いです。

　展示内容

• あの大隅良典博士にmotive forceをもらう
  テキストと実習報告 研究力増進プログラム ; 14.　
  日本歯科大学生命歯学部共同利用研究センター, 2013
• 細胞の分子生物学プロブレム•ブック.改訂版. 請求番号464.1/A334/27198
• 細胞の分子生物学 第2版　請求番号 464.1/A334/22257
• 「オートファジー」解明でノーベル生理学・医学賞!大隅良典博士.
  　日経サイエンス. 2016 ; 46(12) : p.12-20
• 大隅良典博士に聞く「オートファジーって何」を究めたい.
  現代化学. 2016 ; 548 : 46-50
• 未知の研究領域を求めてオートファジーのメカニズムを解明
  . milsil. 2016 ; 9(5) : 3-5

　政府は、各界で功績のあった人をたたえる2016年秋の叙勲受章者4151人を発表した。そのうち校友会会員は次のとおりです。